taka's fishing diary

4回使用してみて、ようやくアーリー710FSFのレビューを書いてみた。
青物の季節はまだ先・・・
巨ゴイも掛けていない・・・
とりあえずは、現時点でのレビューということで～

アーリー710FSFは、コイツの後釜として購入・・・


Abu Garcia Seasidestick SS-662
5年前に頂いた時点で10年前の物という話だったが、汎用性が高く、混雑時のマルタ、堤防からの小型青物用、時に投げサビキまでこなす。
もう少し長さが欲しい気もするが、反面、携帯性・取り回しが非常に良く重宝していた。


が、去年#2ガイドの割れに気付いてしまった・・・
どうも頂いた時点で割れていたようだが、気付かないままずっと使用していた(^_^;)

でも一度気付くと、ラインに傷を付けないか気になって仕方がない。

コイツの後釜は中々難しいのだが、元々88MLRFの購入を検討していたアーリーのフィネススペシャルである710FSFを購入。
この経緯は、以前UPした通り。

メーカーの謳い文句は、以下。ヤマガブランクスHPより引用。
ルアーに細かなアクションを与えたり、「魚を乗せる」という操作において、より繊細なティップを必要とするシチュエーションで抜群の威力を発揮するソフトティップ＆ハードバットモデルです。そのブランク特性は、シーバスのみならず黒鯛・フラットフィッシュ攻略にも優れた操作性を併せ持つフィネススペシャルです。



で、実際に使用してみた感じは、、、

○ホントにティップが柔らか
食い込みは、実に良い！
でも、私のキャストが悪い気もするが、キャスト後少しビヨヨ～ンとなる。
その割りに流れにティップを持っていかれて心臓に悪いという程でもない。
因みにキャスト後の「ビヨヨ～ン」は、軽めに投げた後力を抜く投げ方に直したら、かなり改善された。

アワセだが、マルタはほぼ向こうアワセだし、ナマズも同様・・・ほぼオートマティック。
一応アタリがあった際にアワセは入れているが、別段アワセが遅れて逃している印象はない。


上がシーサイドスティック、下がアーリー


○強靭なバット？でも粘り強いのは確か
ソフトティップ&ハードバットという売り文句だが、大型のマルタを流れの中で掛けるとけっこう根本近くまで曲がるのでビックリ・・・
しかし、意外とすんなり寄せられるので、ハードとは思わないが強いバットと言えるかも？
キレイに曲がって、魚をグイグイ寄せるのは快感でつ♪
マルタにはベストマッチと言える！！

しかし、コイの60cm級で激流に突っ込まれたときは制御不能・・・
またナマズ60cmで痩せて軽めの個体でも至近距離での突っ込みを制御するのはやや苦労。

ただ激流云々は別として、ストラクチャ際はやり取り次第。
よく曲がるものの、やはりバット自体は強い！
粘り強いと言ったら良いのだろうか！？

ストラクチャ際で遊びがあると、グイッと曲がって突っ込まれるが、
予めある程度浮かせてからバットで力を受けるようにしながら寄せると十分に耐える。
多少の時間は掛かったものの74cmの太いナマズを割りと普通にキャッチできたのだから大丈夫。

またよく曲がる分、獲物の動きによく追従する・・・
その分バラシにくいと思う。


写真は、その74cmがほぼ観念した状態での曲がり具合。
まだ元気なときはもっと曲がった。


バットというかグリップ・・・
上がシーサイドスティック、下がアーリー


○飛距離
最初ブレットン5gを投げていてシーサイドスティックと大差ないと思ったが、慣れていなかっただけのようで、ダンシングガールなどジグを使用し始めた辺りから、要らんほど飛ぶように。
後でブレットンに戻してもけっこう飛んだので、ホントに慣れの問題だったみたい。
かなり軽い感じでヒョイと投げるだけで飛ぶ。
逆にどうやったら飛距離を落せるのかが分からない(^_^;)
今はサミングで対応しているが、近距離にピンポイントで落すのは苦手。

ナマズに使用している9～14gのスプーンは素晴らしく飛ぶ。
ものによっては50mくらい飛んでるのでは？
これは、駿河湾の堤防で十分勝負になる飛距離。


○Kガイド
古い竿から一気に最新のものになったので、もう一つKガイドの有難味が分かりにくいが、確かにトラブルレス。
スプールの巻きが緩いときにガボッと出る、またはノットによるライントラブルには、当り前だがあまり効果なし。でも、少し良いような気がするかな？？


左がアーリー、右がシーサイドスティック


○感度
感度は、マズマズと思う。
シーサイドスティックより良いし、シーバスシールズとでは比較にならない。
特に07ルビアス3000との組み合わせは、現在所有するタックルの中で最強。

底の状態を把握するというのはこういうことだったのか・・・
ルビアスを入手したときも感じたが、更に上をいく感覚。
タックルの良さはある程度価格に比例するのだな～と今更ながらに思う。

正直、安いタックルでも極端に釣果に差が出るとは思わない。
でも、ちょっとしたところで間違いなく差がある。
貰える情報量が違うと次の一手が違ってくるよなぁ・・・

一番強いのは経験で、それ以上の武器はないと思うけれど、良いタックルはそこをチョッピリ補ってくれると思う。


○まとめ
とにかくマルタを釣るには最高に楽しい竿！！
程好く曲がってグイグイ寄せられる♪

大型のナマズもOK！
実証できたので胸張って言える！！
強引にグイグイ寄せるのは無理だけれど、1尾1尾のやり取りを楽しむには良い竿。

私の場合、数釣りよりも1尾1尾に楽しさを求めているので良い感じ♪
あ、もちろん数釣れた方が嬉しいですよ！

この感じなら小型の青物も大丈夫。
巨ゴイを掛けるには不安だけれど、幅広く私の用途に合っていると言える。

真にオールマイティ性を求めるなら、もう少し強めの竿が欲しいところだけれど、そうするとマルタやニゴイがつまらなくなる。
鮎の季節の多摩川なら従来のシーバスシールズ、海でイナダ狙いならラテオ10MLに譲る格好で楽しんでいけそう。


YAMAGA　Blanks（ヤマガブランクス） ＥＡＲＬＹ（アーリー）７１０ＦＳＦ
スゴク良い竿、とにかく私好み♪
普通の人はもう少し長い方が良いかもしれないし、
もう少しシャキッとしている方が良いかもしれない。
用途と相性だと思う。
1尾1尾とのやり取りを楽しみたい方にオススメ！！


現物に詳細スペックを付けているなら、HPでも公開すれば良いのに・・・