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2006年04月14日

酸っぱいビール〜ベルギーのランビック

私が、前3部作でコマセを撒く前にビールを飲みたがったのは、少し前に読んでいた「ビール大全」(渡辺 純 著、文春新書)という本の所為だ。
元々ビール大好き人間で、以前TVでベルギービールがイギリス、ドイツより遥かにバラエティに富んでいるのを知って憧れていたのだが、どれから手をつけていいか良く分からず、結局、手を付けずじまいだった。
しかし、この本のお陰である程度系統だって全体像が理解でき、中でも天然酵母を利用したランビックというビールに興味をそそられた。

20060409cantillon1.JPG
小便小僧〜!!

このランビック、天然酵母を利用・・・使用じゃないのだ!!
添加せず、自然にいる酵母が空気中から降ってくるのを待つというのが面白い。
これは、ベルギーはブリュッセル郊外の一部地域だけでしか作ることができないという自然の力を最大限に利用したものだ。
そういう意味では製造のシビアなアイスワインや貴腐ワインにも通ずる。
ブリュッセルのシャンパンとも言われているらしい。
また、酵母以外にも乳酸菌による醗酵もあって、酸味の効いたビールとのこと。
そんな面白そうなものを放って置けるはずがない!!

この本の巻末には世界のビールが購入できる店の一覧があり、何と比較的近所の酒屋で扱っていることを知り、居ても立っても居られなくなった(^^ゞ
家族が帰宅して、サービスに勤しまなければならないことは百も承知だが、こと旨い酒が目と鼻の先にあると分かっては、もうどうしようもない。カミさんを拝み倒して買い物コースに酒屋を盛り込んでもらった(笑

で、いきなり目的のランビックを発見。
カンティヨンのグースというもので、このグースとは、3年熟成させたランビックをベースにして、年代の異なる複数のランビック(若くてより味の軽いもの)をブレンドし、二次発酵、熟成させたビールのことだ。
何だか美味しそうでしょう??

なので、買って来ました!(^^)!
375mlで714円とは高価だが、天然酵母を用いて長期熟成のビールとあっては仕方ない。ワインのことを考えれば十分に納得できる範囲だ。

さて、子供達も寝静まり晩酌(寝酒?)の時間がやってきました〜♪
適温は7〜10℃ってことなので野菜室で冷やしておきました。
王冠を抜き、コルクを抜いて、、、グラスに注ぐと・・・おお〜泡がキメ細かい・・・でも、すぐに消えちゃう(^_^;)
まぁホップをあまり使用しないという話だから、当然でしょう。発泡酒を連想させるところが、何だか哀しいが、これもこのビールの特性。
酵母が残っているのでしょう。白濁しています。色は、通常目にするピルスナーより少々濃いですね。

20060409cantillon4.JPG
飲むぞ〜♪
グラスに関してはツッコミ禁止(^^ゞ

さて、飲んでみると、、、酸っぱ〜い(笑
本に記述してある通りです。
ただ、私には他の様々な味や香りがよく分かりませんでした(^^ゞ
「通常のビール(ピルスナー)+酸味=グース」ってな印象です。
あえて言えば、レモンのようなニュアンスがあるくらいでしょうか。
酵母由来の旨みと奥床しさのようなものも感じられますが、驚嘆するほどではありません。
飲み慣れていない所為なのか?熟成の問題なのか?保存状態によるものなのか?
さっぱり分かりません。
酒屋さんのHPを見ると、一応リーファーコンテナで輸送しているから、それほど状態が悪いとは思えませんが、王冠を抜いたときにビールがコルクの上まで上がっていたのが、少し気になりますかね〜?ただ、痛んだようなエグミは感じられないので、特に異常はないものと思われます。
ホップが少ないので、これに由来する苦味や香りは少ないのでしょう。
私がこれまで好んで飲んできたビールは、ホップ重視なのでこの辺が物足りないのかも?
また、使用されているはずの小麦由来のフルーティさが分かりにくいのは気に掛かりますね〜(ヴァイツェンタイプも私の大好物の一つ)

それと、後で気付いたのですがボトリングが2005年で賞味期限が2025年になってました〜!!
賞味期限20年のビールってスゴイですね〜♪
瓶内2次醗酵タイプの所為なのでしょうが、これをすぐに飲んでしまったのも本来の味を発揮できなかった原因なのかもしれませんね。

20060409cantillon2.JPG />
王冠の下にはコルクがありました〜

いずれにせよ、もっとモルト本来の味が読み取れるようにトレーニングしないと良し悪しが分かりませんね。できれば、初めて飲んでも「美味しい〜♪」ってくらいが良いのですが・・・
もう少し安価なビールでトレーニングを積み重ねて、自信がついたら再度チャレンジしてみたい酒ですね!!
今は愛して止まないワインも、飲み慣れるまではカラッキシでしたからね(^_^;)

次は、イギリスのエールにするか?ドイツのボックにするか??
色々なビールを飲んでみたいです。
近所に酒類の豊富な店があるって嬉しいですね〜♪

CANTILLON Gueuze 100% Lambic Bio
醸造所:カンティヨンベルギー
分類:ランビック
アルコール度数:5.0%
麦芽含有率:64%
原材料:麦芽、小麦、ホップ、酵母



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この記事へのコメント

酸っぱいって、レモン風なの? お酢っぽさではないのね。
そこまで酸味を感じるのは飲んだこと無いので、かえって興味が湧きます。
あと、ボトル内発酵期間の違いで味がどうなるのか試してみてください〜
私は最近、安ワインでワインのトレーニング中(?)です。

Posted by kan at 2006年04月14日 12:50

サバのへしこを買ってもらいました〜池袋の例の所で〜
日曜日食べられま〜す(楽しみ〜)
Posted by かねやん at 2006年04月14日 15:20

エガッタですね〜へしこデビューオメ〜!(^^)!
一昨日、在庫が一つだけで購入を迷いましたが、もしも買ってたらかねやんさんの分がなかったかもですね〜(笑
生でもいけますが、少し炙った方が断然旨いです〜
塩辛く感じるときは少し酢をかけると良いそうです。私は風味が損なわれるのでやりませんが〜
Posted by taka at 2006年04月14日 15:26

店頭に置いてなかったそうで、聞いたら奥の冷凍庫から出してきたらしいです〜日曜日は昼過ぎからパーチーです〜飲むぞ〜
Posted by かねやん at 2006年04月14日 17:45

キメ細かい最大限とベースをバラエティすればよかった?


Posted by BlogPetのこりパンダ at 2006年04月18日 13:19
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